神学生日記 2023年3月 by H.M
神学校での学び 13 『様々な神学生』 来月からは卒業試験期間となり、このコラムもお休みとなることから、今回は番外編です。先月までとはがらりと変わり、神学校で学ぶ学生たちについて、ご紹介いたします。 先生たちについては、神学校(或いは神学大学)を卒業し、引き続き学びを深め、...
神学校での学び 13 『様々な神学生』 来月からは卒業試験期間となり、このコラムもお休みとなることから、今回は番外編です。先月までとはがらりと変わり、神学校で学ぶ学生たちについて、ご紹介いたします。 先生たちについては、神学校(或いは神学大学)を卒業し、引き続き学びを深め、...
神学校での学び 12『聖書神学(3)』 2023年2月 先月は、聖書神学のうち、新約聖書に関する紹介をしましたが、今月は旧約聖書に関してです。ご存知のように、世の創造で始まる創世記から、預言書最後のマラキ書までの旧約聖書は、新約聖書と比べると、その扱う時間はずっと長く、また...
神学校での学び 11『聖書神学(2)』 2023年1月 新年おめでとうございます。神学校での学びの紹介も、いよいよ大詰めとなりました。今回は、新約聖書を神学校ではどのように取り上げ、教えているのかを大切なポイントに絞って述べたいと思います。聖書学は、新旧約聖書に共通して、緒...
神学校での学び 10 『聖書神学(1)』 2022年12月 神学校では、聖書の言葉すなわちギリシャ語とヘブル語を学ぶことになっています。ただし現在は、多くの神学校や大学の神学部でも、その学びはかなり初歩的なものに止まり、ある学校や学部では選択科目になっていたり、ほんの入門的...
神学校での学び 9 『組織神学(3)』 前回は、ルターの神学について、組織神学の視点から、その「礼拝論」を中心にご紹介しました。組織神学では、その他にも、「教会論」、「終末論」、「啓示論」など多様な領域があり、そのひとつひとつが、大切で深い学びとなっており、とても数年では学...
神学校での学び 8 『組織神学(2)』 先月より神学のなかで、その中心的位置を占める組織神学について、説明しています。前回は、その組織神学のなかの中心とも言える教義学について、短くご紹介しました。今回は、視点を変えて、「ルターの神学」について、皆様にも分かりやすい礼拝に焦点...
神戸ルーテル神学校での学び(7) 『組織神学(1)』 組織神学という言葉は、何か馴染みにくく、堅苦しく聞こえるかもしれません。ただ、他の3つの神学部門が、聖書神学、歴史神学、実践神学と呼ばれていることからも、組織神学は神学の中心的な理論、考え方を扱う領域だと言っても差し支え...
神戸ルーテル神学校での学び(6) 今月は、神学の学びの4つの領域のひとつ、歴史神学についての最終回です。 2か月に亘りキリス教の2000年以上に及ぶ歴史の広さ深さの一端をご紹介しましたが、他にも、歴史神学では、日本におけるキリスト教の歴史についても、学びます。...
神戸ルーテル神学校での学び(5) 先月は、教会の歴史(歴史神学という分野)のうち、使徒の時代から、キリスト教がローマ帝国の国教として受け入れられる時代、そして教会が東西に分かれ、そのうちの西側の教会はローマ・カトリック教会として展開されてきた時代までを概観しました。しかし、...
神戸ルーテル神学校での学び(4) 今月から暫くの間、神学校での学びの4つの領域の中から、「歴史神学(教会の歴史)」について、可能な限り簡潔に分かりやすくご紹介したいと思います。 教会の歴史は、その多くがいわゆる西洋と呼ばれる国々で展開されてきました。歴史の流れを大きく捉える...
神戸ルーテル神学校での学び(3) 神学における4つの領域のうち、聖書神学、歴史神学、組織神学(教義学)について、主な科目名をあげるなどして、これまでにさらっとご紹介してきました。今回は、まだ触れていない最後の領域である実践神学について、そのアウトラインをご紹介します。...
神学校での学び(2) 前回は、第一回目として神学という学び全体についてと、その中のほぼ半分を占める領域の聖書神学と歴史神学について、その概略を述べました。内容の羅列となった感もあり、少し取りつきにくかったかも知れないとも思い返しています。読んでおられる方からの感想やご要望な...
神学校での学び 皆さんは、神学校というところでは、どのようなことを学んでいるのかご存知ですか? 日本国内には現在、約60の神学校と呼ばれる機関があり、大学でも約10校が神学部を設置しています。神学校の場合は、信徒のための学校と、牧師や教職者を養成する学校があります。大学では...