2025年9月21日 聖霊降臨後第15主日
- 明裕 橘内
- 9月21日
- 読了時間: 3分
聖書交読 詩編119編33節~40節(旧約p960)
司)119:33 主よ、あなたの掟に従う道を示してください。最後までそれを守らせてください。
会)119:34 あなたの律法を理解させ、保たせてください。わたしは心を尽くしてそれを守ります。
司)119:35 あなたの戒めに従う道にお導きください。わたしはその道を愛しています。
会)119:36 不当な利益にではなく/あなたの定めに心を傾けるようにしてください。
司)119:37 むなしいものを見ようとすることから/わたしのまなざしを移してください。あなたの道に従って/命を得ることができますように。
会)119:38 あなたの僕に対して、仰せを成就してください。わたしはあなたを畏れ敬います。
司)119:39 わたしの恐れる辱めが/わたしを避けて行くようにしてください。あなたは良い裁きをなさいます。
全)119:40 御覧ください/わたしはあなたの命令を望み続けています。恵みの御業によって/命を得させてください。
聖書朗読 マタイ9章9~13節(新約p15)
9:9 イエスはそこをたち、通りがかりに、マタイという人が収税所に座っているのを見かけて、「わたしに従いなさい」と言われた。彼は立ち上がってイエスに従った。
9:10 イエスがその家で食事をしておられたときのことである。徴税人や罪人も大勢やって来て、イエスや弟子たちと同席していた。
9:11 ファリサイ派の人々はこれを見て、弟子たちに、「なぜ、あなたたちの先生は徴税人や罪人と一緒に食事をするのか」と言った。
9:12 イエスはこれを聞いて言われた。「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。
9:13 『わたしが求めるのは憐れみであって、いけにえではない』とはどういう意味か、行って学びなさい。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」
☆本日は、午前の御影、午後の園田とも、馬渕主事の説教です。ここでは、馬渕主事の説教の要約を掲載します。
説教 「主イエスの招き」
今朝の聖書箇所、マタイによる福音書9章9節から13節は、イエス様の宣教のごく初期の出来事、すなわち有名な山上の説教のあとに故郷で幾つかの奇跡を行われた直後のことが書かれています。それは、この福音書の筆者であるマタイ自身に主が語り掛けられ、彼を弟子にする記事なのです。この出来事の後、主イエスは12弟子を選ばれ、彼らを派遣されることになります。
では、主のマタイへの呼びかけとは何であったでしょうか。「私が求めるのは慈しみであって、いけにえではない」というホセア書をイエス様が引用されたことを通して、マタイがここで記していることは、次のように捉えることができます。いけにえとは、人間の側から、神に喜んでいただくために懸命に捧げるもののことです。それは決して悪いものではありませんし、旧約聖書の時代から神に求められてきたことでもあります。では、慈しみとは何でしょうか。これは他の聖書の訳では、隣り人をあわれむこと、すなわち愛することだとされています。
マタイによる福音書には、旧約聖書からの引用が、他の福音書と比べると多いことでも知られます。では、その旧約聖書でトーラーと呼ばれる律法のなかで、最も大切な掟は何であったでしょうか。それこそが、隣り人を愛しなさいという神様からの御言葉であったことは改めて申すまでもないでしょう。そうしたことが、実は、マタイ自身の召命の際に、イエス様が語られたということ、そしてそれをマタイが自ら記しているということに、私たちは驚かされると共に、聖書が御霊によって書かれ、伝えられてきたという神秘にさえ触れ得ることができるのです。
報告
・本日の説教は馬渕主事でした。御言葉のご奉仕に感謝します。橘内師は三田フェローシップキリスト教会でのご奉仕です。
・10月5日は予算総会があります。昼食会後に1階で開催します。お集いください。

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