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女性牧師からの「聖書のことば」2025年7月10日

  • 執筆者の写真: 明裕 橘内
    明裕 橘内
  • 7月10日
  • 読了時間: 2分

更新日:4 日前

【神よ、わたしの若いときから/あなた御自身が常に教えてくださるので/

 今に至るまでわたしは/驚くべき御業(みわざ)を語り伝えて来ました。詩編 71編 17節】


今年もはや7月となり、2025年の後半に差し掛かりました。

今日は、人生の後半に読んでおきたい詩編71編と、「最上のわざ」という詩をご紹介したいと思います。


まず最初に、詩編71編17節のように、神様がみことばを通して、常に教え導いてくださったことを、また、神様が不思議に働きかけてくださったとしか言えない出来事を、感謝を持って語り伝える者とさせていただきたいと、願っています。

そして、20節では、

あなたは多くの災いと苦しみを/わたしに思い知らせられましたが/再び命を得させてくださるでしょう。地の深い淵から/再び引き上げてくださるでしょう。】と書かれています。このように、神様がくださる希望を持って、歩み続けたいと思わされました。


そして、最後に、「最上のわざ」という詩ですが、第2代上智大学学長を務めたヘルマン・ホイヴェルス神父が、著書『人生の秋に』の中で紹介しています。母国ドイツに帰郷の時、友人から贈られた詩(作者不明)と言われています。 長文ですが、以下、引用します。


  「最上のわざ」

 この世の最上のわざは何? 

 楽しい心で年をとり、働きたいけれど休み、 

 しゃべりたいけれども黙り、

 失望しそうなときに希望し、 

 従順に、平静に、おのれの十字架をになう。 

 若者が元気いっぱいで神の道を歩むのを見ても、ねたまず、 

 人のために働くよりも、謙虚に人の世話になり、 

 弱って、もはや人のために役だたずとも、親切で柔和であること。 

 老いの重荷は神の賜物、

 古びた心に、これで最後のみがきをかける。 

 まことのふるさとへ行くために。 

 おのれをこの世につなぐ くさりを

 少しずつはずしていくのは、真にえらい仕事。 

 こうして何もできなくなれば、

 それを謙虚に承諾するのだ。 

 神は最後にいちばんよい仕事を残してくださる。 

 それは祈りだ。

 手は何もできない。

 けれども最後まで合掌できる。 

 愛するすべての人のうえに、神の恵みを求めるために。 

 すべてをなし終えたら、臨終の床に神の声をきくだろう。 

『来よ、わが友、われなんじを見捨てじ』と。


以上です。人生の後半に読んでおきたい詩編71編と「最上のわざ」という詩を味わいつつ、

感謝しながら賛美しながら、今年の後半へご一緒に向かって参りましょう。


(きつない・れいこ)

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