女性牧師からの「聖書のことば」2025年5月8日
- 明裕 橘内
- 5月8日
- 読了時間: 3分
【わたしたちは、聖書から忍耐と慰めを学んで希望を持ち続けることができるのです。】
(ローマの信徒への手紙 15章 4節)
日本では主食であるお米の高騰が止まらないですし、世界では停戦に向かうどころか、アジアにおいて新たな地で核戦争の不安まで取りざたされています。
このような情勢の中で、希望を持つ、ましてや、希望を持ち続けることはできるのかと思わされます。
そこで、希望を持ち続ける秘訣はなんのでしょうか。
それは、聖書から忍耐と慰めを学ぶことであると、ローマの信徒への手紙15章 4節に書かれています。
「ローマの信徒への手紙」を書いたパウロは、救い主イエス様の福音を伝えていたために命を狙われるほどの苦しみの中にいましたが、
【キリストの苦しみが満ちあふれてわたしたちにも及んでいるのと同じように、わたしたちの受ける慰めもキリストによって満ちあふれているからです。】(コリントの信徒への手紙二 1章 5節)
と、キリストのために苦しみが満ちあふれているにしても、神様から受ける慰めも満ちあふれていると、コリントの信徒たちの苦しみに神様からの豊かな慰めを示しています。
「希望を持ち続ける秘訣」や「神様からの豊かな慰め」など、聖書には人間の知恵や考えを超えた神様からの語りかけが記されています。
そして、それは2000年の歴史を越えて、世界のあらゆる言語で読み継がれています。
せっかく手元に聖書があるのですから、読み進めていきたいものですが、新約聖書だけでも500ページ程ありますし、また、2000年程前の古い文献であり、日本とは文化の違う世界の出来事です。
ですから、少しずつ継続的に、信仰の仲間と共に読み進め、積み上げいくことによって、新しいみことばとの出会いがあり、つながりや流れを理解することができ、みことばの深みに導かれていきます。
このように確信を持って言えるのは、月に一度の旧約聖書の聖書研究会を3年間程かけて、積み上げてきたからです。
今月第3日曜日、5月18日午後1時から、新約聖書の聖書研究会が始まります。
レジュメも作成しますので、とりあえず、第1回目ご参加くださいましたら、たいへんうれしいです。
旧約聖書の聖書研究会のレジュメの作成のために、懸命に努力したことで、神様の愛の深さや慰めの豊かさを味わいました。
新約聖書においては、イエス様の登場ですから、楽しみ倍増です。
知っているつもりで、まだ知らなかったイエス様に、また聖書の言葉に出会っていただけたら、こんなにうれしいことはありません。
【わたしたちは、聖書から忍耐と慰めを学んで希望を持ち続けることができるのです。】
(ローマの信徒への手紙 15章 4節)
このみことばがより深く理解できますように、実感できますように、ご一緒に歩み出していけますようにお祈りしています。
(きつない・れいこ)

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