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執筆者の写真明裕 橘内

女性牧師からの「聖書のことば」2024年6月13日

旧約聖書は新約聖書よりも理解しづらいと考えられています。

誰がいつどこで何をしたのかなど、歴史的状況を知ることが難しかったり、

「わたし」と書かれていて、著者だと思って読んでいると、いつの間にか神様になっていたりします。また、カタガナが多くて、これは人名なのか地名なのか、などと考えてしまうと、一人で読み進めようとすると、最後までたどり着けなくなりそうです。


青年会で聖書研究会として、一昨年の9月に「創世記」、そして翌月は「出エジプト記」と読み進めて、今月は「ホセア書」までたどり着きました。毎月、たいへん勉強になり、恵まれていますが、「ホセア書」は格別に祝福されています。「イザヤ書」や「エレミヤ書」ほど有名ではありませんが、新約聖書にも数ヶ所、引用されています。

イエス様が語られる時に引用されていたり(マタイによる福音書7章13節)、

また、「ローマ信徒への手紙」9章25節では、「ホセアの書にも、次のように述べられています」と、書かれています。


その箇所を「ホセア書」で読んでみると、以下のようです。


***


【ホセア書 2章 21~25節】

わたしは、あなたととこしえの契りを結ぶ。わたしは、あなたと契りを結び

正義と公平を与え、慈しみ憐れむ。

わたしはあなたとまことの契りを結ぶ。あなたは主を知るようになる。

その日が来れば、わたしはこたえると/主は言われる。わたしは天にこたえ/天は地にこたえる。

地は、穀物と新しい酒とオリーブ油にこたえ/それらはイズレエル(神が種を蒔く)にこたえる。

わたしは彼女を地に蒔き

ロ・ルハマ(憐れまれぬ者)を憐れみ

ロ・アンミ(わが民でない者)に向かって

「あなたはアンミ(わが民)」と言う。彼は、「わが神よ」とこたえる。


***


神様は正しさを与えてくださって、慈しみ、愛してくださいます。

聖書の神様一筋ではなく、外国の神様に心寄せたり、人間の知恵に頼り、諸外国に近づいたり攻撃されたりしたイスラエルの民。

神様の恵みや憐れみを受けるに値しない人々を赦し、いやし、愛してくださいました。

神様はイスラエルの民に、預言者を通して幾度も神様に立ち帰るように言われましたが、

幾度も裏切られ、最終的にイエス様がこの世に来てくださり、十字架ですべての人々の罪の引き受けくださり、救いを完成させてくださいました。

ちなみに、「ホセア」は、「主なる神の救い」という意味で、イエス様の「イエス」と同じです。


来週日曜日、6月16日(日)午後1時~聖書研究会です。「ホセア書」を学びます。ご興味おありの方はどうぞご参加よろしくお願いいたします。


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