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執筆者の写真明裕 橘内

女性牧師からの「聖書のことば」2024年11月14日

【あなたの神、主は、あなたのただ中におられる。救いの勇士だ。主は喜びをもってあなたのことを楽しみ、その愛によって安らぎを与える。主は高らかに歌ってあなたのことを喜ばれる。 ゼパニヤ書3:17】


金メダルを取って、または優勝して、「支えてくれた人たちに喜んでもらいたい」という言葉を耳にします。自分のことを楽しみにして、喜んでもらえたら、とてもうれしいですね。さて、神様は私たちのことを楽しみにし、喜んでくださっているのでしょうか。はい、神様は私たちのことを楽しみにし、喜んでくださっていることが上記のみことばから知ることができます。


このみことばがどのような状況で語られたのかを見ていきましょう。

旧約聖書において、預言者は神様からの言葉を受けて人々に語るのですが、その内容は「主なる神様に戻って来なさい、そうすれば救われる」とのことでした。

【ゼパニヤ書2:3  主の定めを行うこの国のすべてのへりくだる者よ。主を尋ね求めよ。義を求めよ。柔和を求めよ。そうすれば、主の怒りの日にかくまわれるかもしれない。】


しかし、多くの人々はこのような預言に従わなかったので、主の怒りの日に罰せられることとなりました。紀元前6世紀に南王国ユダはバビロンによって滅ぼされ、イスラエルの民はバビロンに連れて行かれ、移住させられました。「バビロン捕囚」と言われる出来事です。


続いて、預言者は滅亡を語るだけではなく、その後の回復や希望も語っています。

【ゼパニヤ3:9  そのとき、わたしは、国々の民のくちびるを変えてきよくする。彼らはみな主の御名によって祈り、一つになって主に仕える。】

主なる神様が諸国民のくちびるを変えてきよくする、すなわち、発言が変化するのでしょう。主なる神様への不平不満から、賛美へと変えられる。そして、心を一つにして主に仕えるようになるのです。


しかし、そのような理想的な姿に人間は完全に変化することはできないと感じてしまいます。だからこそ、イエス様が必要なのです。神様に不従順で裁きを受けるような私たちに、神様からの罰を身代わりになって負ってくださり、今は聖霊として、また御言葉を通して私たちのただ中におられる主。どうして、そこまでしてくださるのでしょうか。それは、ゼパニヤ3:17にあるように、主なる神様は喜びをもって私たちのことを楽しみ、安らぎを与えてくださり、高らかに歌って私たちのことを喜ばれると、旧約聖書を通して、約束してくださっているからです。「旧約」とは古い約束のことです。古くからの約束を果たしてくださる神様に信頼を深めて行きましょう。

(きつない・れいこ)

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