また、わたしたち信仰者に対して絶大な働きをなさる神の力が、どれほど大きなものであるか、悟らせてくださるように。
神は、この力をキリストに働かせて、キリストを死者の中から復活させ、天において御自分の右の座に着かせ、
すべての支配、権威、勢力、主権の上に置き、今の世ばかりでなく、来るべき世にも唱えられるあらゆる名の上に置かれました。
(エフェソの信徒への手紙 1章 19節~ 21節)
私たちは神様の絶大な力をまだまだ知り得ていないのではないかと思わされます。
このエフェソの信徒への手紙が書かれた頃(西暦60年頃)から現代に至るまで、また、将来にわたっても、人間にはそもそも神様の絶大な力を理解することは不可能と言えるでしょう。
ですから、「死者の中からの復活なんて信じられない」という声を私たちは聞くことがあります。それほど絶大な力を働かせて、神様はイエス様を死者の中から復活させてくださいました。
「御自分の右の座に着かせる」とは、神様が持っておられる権威・威光・栄光・力を、イエス様に受け取らせ、父なる神様の代わりにその働きを行わせることを意味するそうです。そして、来たるべき将来にもなお、イエス様は父なる神様の働きを行われていきます。
旧約聖書では、天地をまたあらゆる生き物を創造された神様をおそれ敬うことが命じられていましたが、イエス様の復活の出来事を通して、イエス様の言葉や十字架のあがないが真実であることを、弟子たちが宣べ伝えていく、新約聖書の時代となりました。
そして、限定的にイスラエルの民の宗教であった教えから、すべての民の救いへと広がっていきました。今やキリスト教は2000年以上の歴史を持ち、世界に約24億人の信徒がいるとされ、総人口の3割以上を占める世界最大宗教と発展しました。
このように、時には、歴史からまた統計資料から、私たちの信仰を見直すのも興味深いと思わされました。
絶大な働きをなさる神様、神様の力がどれほど大きなものであるかをますます知り得ることができますように、イエス様の復活を感謝しつつ、日々歩むことができますように、助け導いてください。
(きつない・れいこ)
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