あなたは、地の境をことごとく定められました。夏と冬を造られたのもあなたです。
主よ、御心に留めてください、敵が嘲るのを
神を知らぬ民があなたの御名を侮るのを。
【詩編 74編 17~18節】
立春とは名ばかりで、寒い毎日が続いています。また、戦争や災害などのニュースを耳にすると、ふと、今は冬の時代なのかしら、と思ってしまいます。
さて、詩編74編12節では「神よ、この地に救いの御業を果たされる方よ」と語りかけ、17節では、天地創造の神様が、夏も冬も造られたと、記されています。過酷な季節である夏も冬も神様が造られたとのことです。だからこそ、「主よ、御心に留めてください」と、詩編の作者は祈り求めています。
今、この文書を読んでおられるあなたは、神様が御心に留めてくださっている方です。そうでなければ、読んでおられないからです。神様が導いてくださり、聖霊を与えてくださったので、聖書の言葉を読んでみようという思いに至ったのです。
「御心に留めていただいている」とは、神様が優しいまなざしを注いでくださり、主の祝福へ導こうという思いを持って、あらゆることを与えてくださっていることと言えるでしょう。時には、冬の時代なのかと失望せざるを得ない状況であったりしますが、イエス様の十字架の贖いによって、神の子としての身分をいただいている私たちですので、必ず、春が来ます。主の祝福の時がやって来ます。日々、神様からみことばをいただきながら、ご一緒に花咲く春を楽しみに過ごしていきましょう。
(きつない・れいこ)
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