top of page

女性牧師からの「聖書のことば」2022年12月8日

  • 執筆者の写真: 明裕 橘内
    明裕 橘内
  • 2022年12月8日
  • 読了時間: 2分

「・・・身分の低い、このはしためにも

目を留めてくださったからです。

今から後、いつの世の人も

わたしを幸いな者と言うでしょう。

力ある方が、わたしに偉大なことをなさいましたから。」

(ルカによる福音書1章48~49節)


聖書の中で、母マリアの発言は多くは記載されていません。

そのような中で、ルカによる福音書1章46~55節は「マリアの賛歌」と呼ばれ、

クラシック音楽において有名な宗教曲ともなっています。


さて、母マリアは、自らは身分が低いと自己認識していましたが、偉大なる神様が目を留め下さって、救い主の母となる大役を仰せつかり、喜びました。


実際は、いいなずけヨセフが居ながらにして、受胎告知ですので、ヨセフから、また世間の人々からどのような扱いを受けるのか、不安がいっぱいであったとしてもおかしくありません。マリアが自らの立場や世間体を考えたとしたら、不幸な自分と感じるのが当たり前なのかもしれません。


しかし、奇跡的に、神様が偉大なことをなされたと受け取りましたので、自らは幸いな者であると喜んでいます。あるいは、神様が偉大なことを自らに行ってくださったと受け取る信仰があったからこそ、マリアが救い主の母として選ばれたと言っていいのでしょう。神様が自分を不幸に追い詰めるはずがないという神様への信頼が、大きな喜び、そして神様への賛美へと導きました。


この神様への信頼、大きな喜びが、クリスマスを覚えるこの時期に、わたしたちにも増し加えられますように、お祈りしています。

(きつない・れいこ)

最新記事

すべて表示
女性牧師からの「聖書のことば」2025年4月10日

「神は豊かな憐れみにより、わたしたちを新たに生まれさせ、死者の中からのイエス・キリストの復活によって、生き生きとした希望を与え、また、あなたがたのために天に蓄えられている、朽ちず、汚れず、しぼまない財産を受け継ぐ者としてくださいました。」(ペトロの手紙第一1章3~4節)...

 
 
 

Comments


御影ルーテル教会

658-0047 神戸市東灘区御影3-10-5

tel: 0788420446

©2022 by 御影ルーテル教会  Wix.com で作成されました。

bottom of page