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みぃちゃんと学ぶキリスト教 第46回 「インマヌエルって?」

  • 執筆者の写真: 明裕 橘内
    明裕 橘内
  • 21 時間前
  • 読了時間: 2分

みぃちゃんは礼拝後、週報を見ながら、何やら首をかしげています。



牧師先生:おやおや、みぃちゃん、何かわからないことでも?


みぃちゃん:あ、先生、来週の説教のところ見てたんだけど、今度の日曜、21日の説教の題って、「インマヌエルであるキリスト」ってなってますよね。「インマヌエル」って、人の名前だとばっかり思ってたんだけど、違うんですか?哲学者のカントも、確かこんな名前だったような・・・。


牧師先生:よく知ってるね。「イマヌエル・カント」というように、ちょっと言い方は変わるけど、同じだよ。欧米で、人の名前にも使われているね。


みぃちゃん:世界史で出てきたから覚えてた。で、これって、どういう意味なんですか?


牧師先生:「インマヌエル」の意味だね。これは、旧約聖書のことば、ヘブル語で「神は我々と共におられる」という意味なんだ。


みぃちゃん:それだけたくさんの意味を、「インマヌエル」だけで表してるんですか?すごくない?


牧師先生:まあ、すごいかもしれないね。と言っても、これは合成語で、前半の「インマヌ」の部分が、「我々と共におられる」という意味で、後半の「エル」が「神」という意味だよ。聖書に出てくる地名や人名には、この「エル」が結構出てくるから、覚えておくといいね。


みぃちゃん:えーっと、「イスラエル」とか、「ヨエル」とか?


牧師先生:そうだね。「イスラエル」は「神が勝利される」、「ヨエル」だと「主は神」、こんな感じの意味になるね。


みぃちゃん:なるほどね~。


牧師先生:それはそうと、この「インマヌエル」というのは、このクリスマスにとって、大事な意味を持つ言葉なんだよ。


みぃちゃん:というのは?


牧師先生:イエス様のお誕生によって、本当に「神様が一緒にいてくださる!」っていうことが実感できるようになった。そのイエス様のお誕生をお祝いするのがクリスマスだからね。そして、将来このイエス様が再び来られる、すなわち再臨があって、イエス様は私たちを、イエス様のもとに招いてくださるんだ。そうして、イエス様が私たちと一緒、ということが実現するんだよ。これが今度の日曜の説教の中心で・・・


みぃちゃん:え~、先生、それ、日曜日に取っておきたい!日曜日に聞きますから!


牧師先生:あ、そう?それじゃあ、また日曜日にね。


みぃちゃん:は~い、先生、ありがとうございました!



みぃちゃんは颯爽と教会をあとにしましたが、牧師先生はもうちょっと話したかったようです・・・。ちなみに、21日の御影ルーテル教会クリスマス礼拝の説教のタイトルは、午後の園田伝道所クリスマス礼拝も併せ、本当に「インマヌエルであるキリスト」です。

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