top of page

みぃちゃんと学ぶキリスト教 第47回 「ほしがるのは悪ですか?」

  • 執筆者の写真: 明裕 橘内
    明裕 橘内
  • 1月22日
  • 読了時間: 3分

みぃちゃんは、ルターの『小教理』のページをめくりながら、どうも開いているのは「十戒」のところのようですが、顔には「?」印が浮かんでいます。


++++++++++++++++++++++++++++


牧師先生:ずいぶん熱心に『小教理』読んでるね。


みぃちゃん:先生、わからないところ、あるんですけど~。今、ちょうど『小教理』の「十戒」のところ読んでたら、十戒とか言いながら、最後の方で似たようなのがふたつ並んでるんですけど~。


牧師先生:ああ、第九の戒めの「隣人の家を欲しがってはなりません」と、第十の戒めの「あなたは、隣人の妻、男性の奴隷、女性の奴隷、家畜、 そのほかどんなものであれ、隣人のものを欲しがってはいけません」のところだね。


みぃちゃん:そうそう!第九番目と第十番目。これって、ほとんど同じじゃないですか?ひとつにまとめちゃっても良くない?


牧師先生:まあ、確かにね~。「欲しがってはならない」というところでは、同じだよね。実は、十戒は、聖書の中で、旧約聖書の出エジプト記20章に出てくるんだけど、「これが第一の戒めで、ここからが第二の戒め」っていう感じには書いてないんだ。だから、分け方はいくつかの説があるんだよ。


みぃちゃん:え~、ホントですか?それは知らなかった~。


牧師先生:カルヴァンという宗教改革者の流れの教会では、この第九と第十の戒めはひとつにまとめられて、第十の戒めになっている。その分、第二の戒めを「あなたはいかなる像も造ってはならない」として独立させている。それで数が合うようになっているんだ。


みぃちゃん:教会によって、十戒の数え方が違うなんて、それでいいんですか~?


牧師先生:いいかどうかはわからないけどね・・・。それぞれの解釈や、伝統による、ということだろうね。


みぃちゃん:ふ~ん、なんだかよくわからないけど。それにしても、第九と第十と内容が似てるなんて、やっぱり不合理な感じだけどな~。


牧師先生:それはね、そう思わなくはないけど、でも、こうも考えられる。それだけ、人間にとって、この「欲しがる」っていうのは、大きな問題なんだ、ということ。


みぃちゃん:それはそうかも~!うちのクラスでも、はやりのシールの取り合いで、結構バトルがある!ほしい、ほしい、って。


牧師先生:そうだよね。それに今なんて、ある国の大統領が、「領土を拡張する」って言って、ほかの国に手を伸ばして、その国の資源を手に入れようとしたり、ある国が今治めている国を、「ほしい」って言って、結構問題になっているよね。この「ほしい」って心は、もちろん人間が当たり前に持っているんだけど、結構厄介だね。


みぃちゃん:あ、それ、結構クラスでも話題になってるんだ~。ちょっとやり過ぎ、って。


牧師先生:もちろん神様は、イエス様の十字架があるから、私たちを赦してくださるんだけれど、だからと言ってそれに甘えて、何でもしていいわけじゃないからね。やはり、抑えるべきところは抑えないといけないかな。


みぃちゃん:それ賛成!


++++++++++++++++++++++++++++


と言う頃には、もうみぃちゃんは、「問題解決」といった、さわやかな顔をして、教会をあとにしていたのでした。


コメント


御影ルーテル教会

658-0047 神戸市東灘区御影3-10-5

tel: 0788420446

©2022 by 御影ルーテル教会  Wix.com で作成されました。

bottom of page