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執筆者の写真明裕 橘内

とってもやさしいルターの小教理問答書講座(仮題)第5回目

安息日を聖なるものとして守りなさい。


問い これはどういう意味ですか。


答え 私たちは神を畏れ、愛さなければなりません。 ですから、説教や神の御言葉を軽視してはいけません。 そうではなく、神の言葉を聖なるものと考え、 喜んで自分から耳を傾け、それを学びなさい、 という意味です。


これは第三の戒めとも言われます。安息日に関する教えです。これが土曜なのか日曜なのか、議論が複雑になりますので触れないでおきます。多くのクリスチャンは、日曜日のことを指して言っている、と理解していると思います。 


ルターはこの戒めの本質をとらえようとしました。ですから、安息日にはこれもしない、あれもしない、ということよりも、「これをしましょう」という提案を打ち出したのです。そしてそれは、「御言葉に聞き、それを学ぶ」ということでした。


ここには大事なことがふたつあり、ひとつは御言葉を「聞く」ということです。いにしえの聖徒たちがそうだったように、「神様は語られる、そして人間はそれを”聞く”」ということをルターは大事にしました。


もうひとつは、「御言葉を学ぶ」ということです。いつまでも御言葉の学徒として、ルターは神様の前に立ち続けました。その後ろ姿に学びたいものです。


安息日について、何曜日か、ということよりも、そしてどう守るか、ということよりも、その日の本質、すなわち「御言葉を大切にする」という精神をしっかりと受け継ぐことが出来たら幸いです。


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