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執筆者の写真明裕 橘内

とってもやさしいルターの小教理問答書講座(仮題) 第3回

第一の戒め

他の神々を神としてはいけません。


問い これはどういう意味ですか。


答え 私たちは他の何よりも唯一の神を畏れ、愛し、信頼しなければならないということです。(ルター『小教理問答書』結城浩訳 より)


今日の学びからいよいよルターの小教理の本文に入って行きます。冒頭は十戒の第一の戒めとなっています。「小教理問答書」と言うぐらいですから、本当に「問いと答え」が出てきてますね。「他の神々を神としてはいけません」が聖書にある十戒の言葉そのものです。「答え」はルターによるものです。


ルターはここで、「唯一の神を畏れ、愛し、信頼する」ということを打ち出しています。「ほかの神様を信じては『いけない』んでしょ?」と否定的に捉えると何だか重荷で、逃げ腰になってしまうかもしれませんが、「唯一の神を畏れ、愛し、信頼する」ことを提案されていると受け取れば、また違ってきます。現代は「提案力」が大事、と言われることがあります。ここはルターの提案力に乗って、戒めをポジティブに受け止めて、取り組んでいきたいものです。そうすることが、実は神を愛する、ということなのです。


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