皆さん、ルターの書いた小教理問答書に関心を寄せていただき、
ありがとうございます。
毎月一回、小教理問答書(これからは「小教理」)について、
短くご説明させていただきたいと思います。
今日の第一回目は、小教理には何が書いてあるのか、
ということについてお話させていただきます。
小教理はルーテル教会の大事な信仰の書です。
どんな信仰の奥義が書かれているのか、と思うかもしれません。
実際は、
十戒
使徒信条
主の祈り
洗礼
聖餐
基本的には、この5つの項目です。
意外に思われましたか?
しかし、この構造、シンプルに見えながら、
実はとても良く工夫されているのです。
ルターまでの時代にも、
このような問答形式の教えの書はあったようです。
しかし、それらと小教理が決定的に異なるのは、
「十戒から始まっている」
ということなのです。
まず十戒を学び、罪を自覚して、次の学びに入る。
これが大事だと、ルターは思ったようです。
その考えが生かされて、ずっとそのまま、
小教理は十戒でスタートします。
実はよく考えられた構成になっているのですね。
では次回は、もう少し詳しく、内容に入っていきたいと思います。
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