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とってもやさしいルターの小教理問答書講座 第30回

  • 執筆者の写真: 明裕 橘内
    明裕 橘内
  • 2024年8月1日
  • 読了時間: 2分

教育を受けていない人に罪の告白を教えるには(1)

問い 懺悔とは何ですか。

答え 懺悔は二つの部分からなっています。 一つ目は、自分の罪を認めることです。 二つ目は、神ご自身から受け取るように、 懺悔師(confessor)から滅罪(absolution)すなわち罪の赦しを受け取ることです。 自分の罪が天の神様によって赦されたということを、疑わずに堅く信じて受け取るのです。 〔訳注:滅罪とは罪が完全に赦されたことの祝福を指す〕(結城浩訳 『ルターの小教理問答書』より)


ルターはカトリック的な背景を持っており、それらすべてを否定すべきだとは考えていなかったので、必要なものは残しました。小教理においても、このように「懺悔」(罪の告白)の項を書いています。もっとも、翻訳によっては、この部分が省かれているものもあります。


宗教改革以前の懺悔においては、上において「懺悔師」と呼ばれている、罪の告白を聞く者が与える「罪の赦しの言葉」を受け取ることのほうが大事で、その実、それを受け取った者の信仰はあまり強調されていませんでした。だから、時が経てば心が揺らいで、「本当に赦されているのだろうか」と疑うようになり、またあれこれと自分の罪と思しきものを拾い集めては、それを告白に行ったものでした。ルターにも、そのような面がなかったとはいえません。


しかし、福音の再発見に照らして、ルターはこの懺悔にも、新たな意味を見出します。むしろ大事なのは、罪の赦しの言葉を真剣に受け止めて、あたかもそれが神様からの直接の赦しの言葉であるかのように信じ、すっかり罪が赦されたことを確信することである、と理解するようになったのです。そこで、「自分の罪が天の神様によって赦されたということを、疑わずに堅く信じて受け取るのです」と書いたのです。大事なことは、罪の告白よりも、罪の赦しを信仰を持って堅く信じることなのです。


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