Web教会学校 第42回 「私たちはチームです」
- 明裕 橘内
- 9月25日
- 読了時間: 2分
日本のプロ野球もアメリカのメジャーリーグも、レギュラーシーズンの山場を迎えています。お子さん、お孫さんが野球をしている方で、ご家族で熱心に観戦している方も多いことでしょう。
このところ、先発投手は見事なピッチングをして、味方も点を取り、今日は楽勝、と思われながら、意外にも終盤で追いつかれ、それどころか、逆転サヨナラ負け、などという、信じられないような展開の試合が時々見られます。その後のインターネットのニュース記事も散々で、相手に得点を許した投手が、好投した先発投手の勝ち星を消してしまったことを責め、挙句の果てには「背信」「裏切り」とまで評されてしまっているのを目にします。
そのようにまで言われてしまう選手のことを、ほかの選手はどのように受け止めているのでしょうか。特に、勝ち星を消された先発投手の心は複雑だと思います。責めるのは簡単ですが、それでも、「同じチームなのだから」と言って受け入れているのであれば、それは大きな愛なのではないか、と思ったりしています。
私たちも、周りで失敗してしまう人や、間違いを起こしてしまう人を、それでも「同じチームの一員なのだから」と言って赦し、受け入れながら一緒に生きることができたら、だいぶ住みやすい世界になるような気がします。私たちは一人で生きることはできません。しかも、私たちも失敗することがあり、間違いを犯すことがあります。お互い赦し合い、受け入れ合いながら、生きていくのです。私たちは、同じ時代を生きるチームなのです。教会学校では、そのような価値観を大事にしながら、一人一人を大切にして、聖書を中心にして学んでいます。
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