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Web教会学校 第41回 「逃れの道がある」

  • 執筆者の写真: 明裕 橘内
    明裕 橘内
  • 8月28日
  • 読了時間: 2分

まだ真夏のような暑さが続いていますが、そろそろお子さんたちは2学期に入る頃でしょう。もう2学期に入っている、というところもあるかと思います。


夏休みの時期、学校から離れていることによって、かえってストレスから解放されていたお子さんたちも、急にまた学校生活に戻るということで、その人間関係の煩わしさとか、もろもろ重なって、心が重くなってしまうこともあるようですね。インターネットのニュースを見ても、早まった決断をしてしまわないように、それを押しとどめようとする記事が定期的にみられます。


社会が複雑化して・・・と一言でまとめてはいけないのでしょうが、人間関係も複雑化し、子どもたちの世界も、大人が考えるほど単純なものではないのでしょう。そのような中で抑圧されている彼らの心は、察するに余りあるものです。そのような中で、希望を失い、未来を描けず、自分の手で自分の人生に終わらせたからと言って、誰がそのことを責めることができるでしょう。そこまで追い込まれている子どもたちがいるということを、もっと認識しなければなりません。


そのような中で、聖書は、子どもたちに、またもちろん大人たちにも、「逃れの道がある」ということを告げています。


あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます。

(コリントの信徒への手紙一 10:13 新共同訳)


人生、もうこの方向しかない、などということはありません。視点を変えれば必ず別の道が見えてくるはずですし、幸いなことに、この御言葉通り、神様は私たちに「逃げていい」と言っていてくださり、『逃れの道』を用意していてくださいます。そのことを「良い知らせ」と受け取り、是非とも多角的に物事を見て、柔軟に判断できる私たちひとりひとりでありたいものです。






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