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  • 執筆者の写真明裕 橘内

2024年4月21日 復活節第四主日


聖書交読 Ⅰヨハネ3章16~24節 (新約p444)

司)3:16 イエスは、わたしたちのために、命を捨ててくださいました。そのことによって、わたしたちは愛を知りました。だから、わたしたちも兄弟のために命を捨てるべきです。

会) 3:17 世の富を持ちながら、兄弟が必要な物に事欠くのを見て同情しない者があれば、どうして神の愛がそのような者の内にとどまるでしょう。

司) 3:18 子たちよ、言葉や口先だけではなく、行いをもって誠実に愛し合おう。

会) 3:19 これによって、わたしたちは自分が真理に属していることを知り、神の御前で安心できます、

司) 3:20 心に責められることがあろうとも。神は、わたしたちの心よりも大きく、すべてをご存じだからです。

会) 3:21 愛する者たち、わたしたちは心に責められることがなければ、神の御前で確信を持つことができ、

司) 3:22 神に願うことは何でもかなえられます。わたしたちが神の掟を守り、御心に適うことを行っているからです。

会) 3:23 その掟とは、神の子イエス・キリストの名を信じ、この方がわたしたちに命じられたように、互いに愛し合うことです。

全) 3:24 神の掟を守る人は、神の内にいつもとどまり、神もその人の内にとどまってくださいます。神がわたしたちの内にとどまってくださることは、神が与えてくださった“霊”によって分かります。


聖書朗読 ヨハネ10章11~18節(新約p186)

10:11 わたしは良い羊飼いである。良い羊飼いは羊のために命を捨てる。

 10:12 羊飼いでなく、自分の羊を持たない雇い人は、狼が来るのを見ると、羊を置き去りにして逃げる。――狼は羊を奪い、また追い散らす。――

 10:13 彼は雇い人で、羊のことを心にかけていないからである。

 10:14 わたしは良い羊飼いである。わたしは自分の羊を知っており、羊もわたしを知っている。

 10:15 それは、父がわたしを知っておられ、わたしが父を知っているのと同じである。わたしは羊のために命を捨てる。

 10:16 わたしには、この囲いに入っていないほかの羊もいる。その羊をも導かなければならない。その羊もわたしの声を聞き分ける。こうして、羊は一人の羊飼いに導かれ、一つの群れになる。

 10:17 わたしは命を、再び受けるために、捨てる。それゆえ、父はわたしを愛してくださる。

 10:18 だれもわたしから命を奪い取ることはできない。わたしは自分でそれを捨てる。わたしは命を捨てることもでき、それを再び受けることもできる。これは、わたしが父から受けた掟である。」


☆本日は年に一度の神学校デーで、神戸ルーテル神学校より校長の石﨑伸二先生がお越しになり、説教してくださいます。以下、石﨑先生の説教の要約を掲載します。


説教 「羊のためにいのを捨てる」

イエス様は、このたとえをファリサイ派の人たちに話されました。それは、イエス様が何のためにこの世に来られたのかを教えようとするためでしたが、ファリサイ派の人たちはこのたとえの意味が理解できなかったようです。


神様は、罪によって神と人間との結びつきが失われてしまったことを悲しみ、救済計画を立てられました。それがイエス様の十字架と復活でした。ヨハネ10章10節と11節に「命」という言葉が出てきます。これは2つの違う単語です。10節の「羊が命を受けるため」の「命」は、「永遠の命」などをあらわすときの言葉で、11節と15節にある「羊のために命を捨てる」と言われた「命」は、いわゆる「生物学的な命」をあらわす言葉です。すなわち、私たちが罪を赦されて「永遠の命」を受けることができるために、イエス様が「ご自分の命」を捨ててくださったということです。神の前に罪人である私たちは、本来なら裁きを受けなければなりませんが、その裁きを私たちの上に負わせないで、イエス様に負わせ、私たちを救ってくださったのです。あの十字架のイエス様の痛ましい姿こそが、良い羊飼いである私たちの救い主の姿です。


イエス様を自分の救い主と信じて洗礼を受けた人は、罪の赦しをいただき、神との結びつきを回復します。ですから、私たちに求められているのは、イエス様を自分の救い主と信じて洗礼を受けることだけです。業によって救われるのではなく、救われたから良い業を行う者とされます。この世には惑わす声がありますが、いつもイエス様の声に耳を傾けていきましょう。御言葉と、聖礼典(洗礼と聖餐)を通して、イエス様は私たちを主の羊として養ってくださいます。


報告

・本日は神学校デーです。神戸ルーテル神学校から石﨑伸二先生が来会されます。感謝します。

・引き続きイースター献金をおささげしましょう。


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