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執筆者の写真明裕 橘内

2024年10月27日 宗教改革主日


聖書交読 エレミヤ31章31~34節(1237)

司) 31:31 見よ、わたしがイスラエルの家、ユダの家と新しい契約を結ぶ日が来る、と主は言われる。

会) 31:32 この契約は、かつてわたしが彼らの先祖の手を取ってエジプトの地から導き出したときに結んだものではない。わたしが彼らの主人であったにもかかわらず、彼らはこの契約を破った、と主は言われる。

司) 31:33 しかし、来るべき日に、わたしがイスラエルの家と結ぶ契約はこれである、と主は言われる。すなわち、わたしの律法を彼らの胸の中に授け、彼らの心にそれを記す。わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる。

全) 31:34 そのとき、人々は隣人どうし、兄弟どうし、「主を知れ」と言って教えることはない。彼らはすべて、小さい者も大きい者もわたしを知るからである、と主は言われる。わたしは彼らの悪を赦し、再び彼らの罪に心を留めることはない。


聖書朗読 マルコ10章46~52節(83)

 10:46 一行はエリコの町に着いた。イエスが弟子たちや大勢の群衆と一緒に、エリコを出て行こうとされたとき、ティマイの子で、バルティマイという盲人の物乞いが道端に座っていた。

 10:47 ナザレのイエスだと聞くと、叫んで、「ダビデの子イエスよ、わたしを憐れんでください」と言い始めた。

 10:48 多くの人々が叱りつけて黙らせようとしたが、彼はますます、「ダビデの子よ、わたしを憐れんでください」と叫び続けた。

 10:49 イエスは立ち止まって、「あの男を呼んで来なさい」と言われた。人々は盲人を呼んで言った。「安心しなさい。立ちなさい。お呼びだ。」

 10:50 盲人は上着を脱ぎ捨て、躍り上がってイエスのところに来た。

 10:51 イエスは、「何をしてほしいのか」と言われた。盲人は、「先生、目が見えるようになりたいのです」と言った。

 10:52 そこで、イエスは言われた。「行きなさい。あなたの信仰があなたを救った。」盲人は、すぐ見えるようになり、なお道を進まれるイエスに従った。 


※本日は交換講壇で、堺育麦(いくばく)キリスト教会の豊島守先生が説教してくださいます。そこで、今朝は、週報に記載した「黙想」を掲載します。


<黙想> 

本日は宗教改革主日です。ルターの福音の再発見による宗教改革を記念する宗教改革記念日が10月31日で、それにいちばん近い主日を宗教改革主日としています。10月31日は、ルターが「95か条の提題」を出した日だと言われます。ヴィッテンベルクの城教会の扉に貼り付けられたその提題は、贖宥状(免罪符)についての議論を呼びかけるものだったと言われています。その議論は実際行われることはありませんでしたが、ルター本人によると、提題は「あたかも天使ご自身が飛脚となったかのように、14日間のうちにはやくも全キリスト教界をめぐった」ほど影響力があったもので、そこから宗教改革のうねりが起こりました。ルターの福音の再発見において重要なのは、「外側からの救い」の理解です。修道生活の中で、ルターは、自分のうちに救いに至る何の良い物もないことがわかり、外側から、救い主イエス様の救いの恵みを受け取るしかない、という聖書の理解に至りました。これはルターにとって大きな変化でした。その他にもルターの神学の重要点や、私たちへの貢献はたくさんありますが、礼拝の中で一緒に讃美歌を歌うことができるのも、ルターのおかげと言うこともできるでしょう。



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