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2023年9月17日 聖霊降臨後第16主日

  • 執筆者の写真: 明裕 橘内
    明裕 橘内
  • 2023年9月17日
  • 読了時間: 4分

交読文 創世記50章15〜21節(旧p92)

司)15:ヨセフの兄弟たちは、父が死んでしまったので、ヨセフがことによると自分たちをまだ恨み、昔ヨセフにしたすべての悪に仕返しをするのではないかと思った。

会)16:そこで、人を介してヨセフに言った。「お父さんは亡くなる前に、こう言っていました。

司)17:『お前たちはヨセフにこう言いなさい。確かに、兄たちはお前に悪いことをしたが、どうか兄たちの咎と罪を赦してやってほしい。』お願いです。どうか、あなたの父の神に仕える僕たちの咎を赦してください。」これを聞いて、ヨセフは涙を流した。

会)18:やがて、兄たち自身もやって来て、ヨセフの前にひれ伏して、「このとおり、私どもはあなたの僕です」と言うと、

司)19:ヨセフは兄たちに言った。「恐れることはありません。わたしが神に代わることができましょうか。

会)20:あなたがたはわたしに悪をたくらみましたが、神はそれを善に変え、多くの民の命を救うために、今日のようにしてくださったのです。

全)21:どうか恐れないでください。このわたしが、あなたたちとあなたたちの子供を養いましょう。」ヨセフはこのように、兄たちを慰め、優しく語りかけた。



聖書朗読 ローマ14章1〜13節前半(新p293)

1:信仰の弱い人を受け入れなさい。その考えを批判してはなりません。

2:何を食べてもよいと信じている人もいますが、弱い人は野菜だけを食べているのです。

3:食べる人は、食べない人を軽蔑してはならないし、また、食べない人は、食べる人を裁いてはなりません。神はこのような人をも受け入れられたからです。

4:他人の召し使いを裁くとは、いったいあなたは何者ですか。召し使いが立つのも倒れるのも、その主人によるのです。しかし、召し使いは立ちます。主は、その人を立たせることがおできになるからです。

5:ある日を他の日よりも尊ぶ人もいれば、すべての日を同じように考える人もいます。それは、各自が自分の心の確信に基づいて決めるべきことです。

6:特定の日を重んじる人は主のために重んじる。食べる人は主のために食べる。神に感謝しているからです。また、食べない人も、主のために食べない。そして、神に感謝しているのです。

7:わたしたちの中には、だれ一人自分のために生きる人はなく、だれ一人自分のために死ぬ人もいません。

8:わたしたちは、生きるとすれば主のために生き、死ぬとすれば主のために死ぬのです。従って、生きるにしても、死ぬにしても、わたしたちは主のものです。

9:キリストが死に、そして生きたのは、死んだ人にも生きている人にも主となられるためです。

10:それなのに、なぜあなたは、自分の兄弟を裁くのですか。また、なぜ兄弟を侮るのですか。わたしたちは皆、神の裁きの座の前に立つのです。

11:こう書いてあります。「主は言われる。『わたしは生きている。すべてのひざはわたしの前にかがみ、/すべての舌が神をほめたたえる』と。」

12:それで、わたしたちは一人一人、自分のことについて神に申し述べることになるのです。

13:従って、もう互いに裁き合わないようにしよう。


説教 「互いに裁き合うとは」 ※馬渕主事の説教の要約です


今日のテーマは、ずばり「裁き合うことをやめよう」です。パウロは、口に入るものなら何でも食べてよいのか否か、また、特定の日を他の日と区別するべきか否かという具体的な問題、すなわち当時ローマの教会の信徒間で激しい議論になっていた問題に、はっきりと適切な答えを提示します。ここで注意しなくてはならないのは、信仰の強い人と信仰の弱い人という分け方です。今の私たちには一見不思議に思われるかもしれませんが、信仰の強い人たちは、律法に拘泥はしなかったのです。一方、信仰が弱いとされる人たちは、律法を遵守することがまず大切だと考えていたのです。熱心なクリスチャンであればあるほど、相手を批判してしまうことをパウロは熟知していました。古今東西を問わないその課題に対しパウロは、批判してはいけないときっぱりと宣言します。それには根拠があるからです。


パウロは説きます。どちらの人たちも、神に受け入れられた人たちであると。主によって立たせていただいた人であることには変わりないとも述べるのです。食べる人も食べない人も、そして特定の日を重んじる人もすべての日を同じように考えている人も、その人が主のためにそうしているのなら、私たちにそのどちらかを裁くことはできません。それを裁くことは、神様の権限を私たちが犯してしまうことになるとパウロは考えました。大切なのは、神に感謝することなのです。パウロはイザヤ書を引いて、「すべての舌が神をほめたたえる」と主が言われることに、私たちの思いの焦点を合わせようとします。「従って、もう互いに裁き合わないようにしよう」。パウロは今日のテキストを明確に締め括ります。




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