【あなたのような神がほかにあろうか、咎を除き、罪を赦される神が。ミカ書7：11】
私たちはほかにはない、稀に見る神様を信じています。実は、意外にも柔軟性のある神様なのです。
旧約聖書の後半は預言書が続くのですが、イザヤ書～ダニエル書は大預言と呼ばれ、分量が多いのですが、ホセア書～マラキ書は小預言書と呼ばれ、たった1章で終わってしまうオバデヤ書もここに含まれています。その小預言の中に、ミカ書と呼ばれる書があります。
「ミカ」とは、「あなたのような神がほかにあろうか」ということを意味しています。
私たちの信じている神様の一つの特徴は柔軟性、思い直される方であることと言えるでしょう。それは次のようなみ言葉によく表れています。
【あなたは、恵みと憐れみの神であり、忍耐深く、慈しみ富み、災いをくだそうとしても思い直される方です。ヨナ書4：2】
旧約聖書で描き出されている神様は揺るがない、一本筋の通った神様というイメージがありますが、実は旧約聖書をよく読んでみると、「思い直される」という言葉に出会います。恵みと憐れみの神であることは貫き通している真実なのですが、「思い直される方」というのは意外なのではないでしょうか。全知全能で微動だにしない神様というよりも私たちの想像を越えて、柔軟性のあるお方なのです。ですから、旧約聖書において「神様のもとに帰るように」と幾たびも語られながら、成し遂げられなかったので、最終手段として、御自分の一人息子のイエス様を送ってくださり、十字架において私たちの罪の身代わりとなってくださいました。災いをくだす、罰を与えることもおできになるにも関わらず、思い直されたので、私たちは神様の導きを受け、祝福をいただいています。
ほかにはない、稀に見る神様、柔軟性のある神様に、信頼をして、共に歩んで参りましょう。
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