みぃちゃん:先生こんにちは!
牧師先生:お!こんにちは、みぃちゃん。今日はどうしたの?
みぃちゃん:聖書を読んでいたら少し気になることがあって……。イエス様はイエス・キリストっていう名前なんですか?
牧師先生:面白いところに気づいたね!みぃちゃんはどう思う?
みぃちゃん:キリストが名字でイエスが下の名前?
牧師先生:う〜ん、ハズレ。イエス様はイエス・キリストという名前ではないんだよ。まずは「イエス」について解説していこうか。
「イエス」は旧約聖書に出てくるヨシュアをギリシャ語読みしたものだよ。
みぃちゃん:旧約聖書にヨシュア記ってありましたね!
牧師先生:さすが、よく知っているね!ヨシュア(イエス)って言葉は「主は救い」って意味なんだ。
みぃちゃん:救い主にぴったりの名前ですね!!
牧師先生:そうだね。そして、「キリスト」というのは「油を注がれた者」を意味する「メシア」をギリシャ語訳したものなんだ。
ヘンデルのメサイアは歌ったことがあるよね。メシアはメサイアや救世主とも言うよ。
みぃちゃん:なるほど!救世主、これもイエス様にぴったりですね!
牧師先生:「イエス」はギリシャ語の音、「キリスト」はギリシア語の意味を取ったものなんだ。
みぃちゃん:両方ギリシャが関係しているんですね。あれ?やっぱりキリストは名前じゃないんですか?
牧師先生:確かに、一見名字のように見えるけど、「キリスト」は称号のようなもので名字ではないんだよ。当時は名字はなくてイエスは「ナザレのイエス」、ナザレ地方出身のイエスと呼ばれていたんだ。
みぃちゃん:聖書にも「ナザレのイエス」って書いてありました。昔は日本も名字がなかったって歴史の先生言ってたなぁ。
牧師先生:うんうん。例えばみぃちゃんだったら「御影のみぃちゃん」になるのかな。
みぃちゃん:なんだか不思議な感じ。
そっか、イエス・キリストは名字と名前じゃなかったんだ。これですっきりしました!
先生、ありがとうございました!
牧師先生:いい勉強になったね!また日曜日にね!
みぃちゃん:は~い。さようなら〜。
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