みぃちゃんと学ぶキリスト教 第40回 「人生の仕上げの時に」
- 明裕 橘内
- 6月19日
- 読了時間: 2分
ちょっと今日のみぃちゃんの顔は深刻です。
みぃちゃん:先生、この前は急なお葬式で、びっくりしちゃった。
牧師先生:そうだったね。あれから一週間か。早いね。
みぃちゃん:うちはまだ、お父さんもお母さんも、おじいちゃんもおばあちゃんも元気だから、お葬式って経験なくて・・・。
牧師先生:そうだよね。まだまだ先、って感じだよね。
みぃちゃん:でも、こういうのって、「いつ」ってわからないでしょ。そんな時、どうしたらいいんだろう。心配になっちゃう。
牧師先生:そうだね。そう言えば、この前の日曜日、近くの教会で葬儀のセミナーがあってね。いつも教会で葬儀をお願いしている葬儀社の方が来てくださったんだけど、みんな興味津々だったよ。
みぃちゃん:そうですよね~。わかる~。で、どんな話だったんですか?
牧師先生:そうだね~、ご家族が病気になったり高齢になったりして、天に召されて、そのあとの告別式まで、どんなプロセスをたどるか、表にまとめてくださってて、詳しくお話してくださったよ。まずは教会に連絡をしておくことが大事だって。そうすると、ご家族が天に召された時、教会に連絡くださったら、教会から葬儀社に連絡が行くようになっているからね。
みぃちゃん:そうなんだ~。まずは教会に連絡なんですね。
牧師先生:そうそう。で、教会から葬儀社に連絡して、葬儀社が病院とか、ご自宅とかに向かってくださる。天に召されたご家族を、教会やご自宅、あるいは葬儀社のホールに安置したら、あとは具体的な告別式の打ち合わせ。最近はお通夜にあたる「前夜式」をしないケースが増えてるからね。あとは、火葬場の予約や死亡届の提出は、葬儀社の方でしてくださるから安心だよ。
みぃちゃん:ほんと、「まかせて安心」って感じですね。わからないと不安だけど、どういうふうに進むかわかってると、ちょっと安心できる。
牧師先生:こういうことはまだまだずっと先であることを願うよ。
みぃちゃん:もちろんそうだけど。でも、頼れるところがあるから、安心です。
牧師先生:まずは教会に連絡を。これだけ、覚えておいてね。
みぃちゃんは、「はーい」と元気に答えながら、安心した表情で、教会をあとにしたのでした。
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