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執筆者の写真明裕 橘内

みぃちゃんと学ぶキリスト教 第32回 「季節を変えてくださる神様」

学校帰りに教会に立ち寄ったみぃちゃんですが、何だか様子が変です。ちょっとしんどそうですよ。


みぃちゃん:暑い、暑すぎる・・・。あ、先生、こんにちは・・・・。


牧師先生:あれ、みぃちゃん、何だか顔も赤いし、水分とっている?


みぃちゃん:少し前、だいぶ朝晩涼しくなってきた感じがしたから、油断して水筒のお茶減らしたら、今日は暑すぎる~。先生、もう10月も半ば過ぎですよ、どうなってるんだろう・・・。


牧師先生:まあ、まずこれを飲んで(とお茶を差し出す)。確かに、今年は暑い日がまだ続いてるね。それでいて、朝晩とか、涼しい時もあったりするから、気温の変化に体がついていかないよね。確かに、しんどいと思うよ。


みぃちゃん:先生、このまま秋にならないのでは・・・。


牧師先生:ホント、そう思ってしまうのも無理もないよね。


みぃちゃん:先生、季節のことって、何か聖書に書いてあるんですか?


牧師先生:そうだね、ふと思い浮かぶのは、「主は月を造って季節を定められた。太陽は沈む時を知っている」(詩編 104:19)とかかな。確かに、太陽が沈む時間は早くなってきているよね。それとか、あとは、新約だと「神は、一人の人からすべての民族を造り出して、地上の至るところに住まわせ、季節を決め、彼らの居住地の境界をお決めになりました」(使徒言行録  17:26)というみことばがあるよ


みぃちゃん:神様が季節を定めたり、決めたりしてくださっている、ってこと?


牧師先生:そうだね。だから、異常気象のように見えても、神様の手の中にある。あとは神様に信頼して、まかせておくことができるんだよ。


みぃちゃん:先生、汗だらだらかきながらそう言われても、信ぴょう性に欠けるな~。でも、聖書に書いてあるんだから、そんなものか~。


牧師先生:そうそう。人間とか、周りの環境とか見てたら、なかなか信じられないかもしれないけど、確かなのは神様の言葉である聖書のみことばだからね。


みぃちゃん:わかった。先生に免じて、そういうことにしておこう。何も信じないでいるより、何か信じている方がいいもんね~。


牧師先生:そうだよ、そのほうが、希望があるからね。


みぃちゃん:う~ん、何だか元気が出てきたような気がするなあ。これで帰れそう。じゃあ、帰ります!


そのように、笑顔で教会を去っていくみぃちゃんの姿を見ながら、牧師は「若いって、いいなあ」と思うと同時に、信じる心を持ってくれたことに、満足感を抱いたのでした。



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