今日も、教会にやって来たみぃちゃんの顔は曇っています。何かあったのでしょうか。
みぃちゃん:先生、暑すぎ~。もう9月も後半のはずですよね・・・。
牧師先生:おやおやみぃちゃん、暑すぎて機嫌が悪いのかな?
みぃちゃん:機嫌が悪いだなんて、別にそんなじゃないですけど。ただ、ちょっとうまくいってないことがあって・・・。
牧師先生:なになに、どうしたのかな?
みぃちゃん:なんか、思い通りにならなくて。先生、そんな時、どうしたらいいんでしょうね~。10月に文化祭なんだけど、イベントに来てもらうはずのゲストが、突然来れない、ってことになって・・・。
牧師先生:そりゃあたいへんだ。せっかく準備してきたのにね・・・。
みぃちゃん:そうですよ~。代わりのゲストって言っても、もう時間もないし・・・。こういう時って、どうしたらいいんでしょう。
牧師先生:そうだね~。これも神様のみこころの中で起こっていること、と思えるといいよね。私たちが祈るきっかけにもなるし、もしかして、神様がもっとよいことを計画しておられるかもしれない。
みぃちゃん:何か、ぴたっとくる聖書の言葉、ありませんか?
牧師先生:少し長くなるけど、「あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます」(第一コリント10章13節)というのはどうかな。今回のことに関しても、きっと神様は、「逃れる道」も用意しておられると思うよ。
みぃちゃん:なるほどね~。そう思うと、ちょっと気が楽かな。
牧師先生:そう、それはよかった。良い方向に進むようにお祈りするね。
みぃちゃん:ありがとうございます!
そう言うみぃちゃんの顔は笑顔で、さっきまでの暗い影はすっかりどこかへ行ってしまったようです。そして、足取り軽く、家路へとついたのでした。
Comments