梅雨明けも近い、気温の高い晴天の午後、みぃちゃんは浮かない顔で教会に入ってきました。
みぃちゃん:先生、こんにちは~。暑いですね~。
牧師先生:本当に暑いね~。あんまり暑いと、おじいちゃんが心配だね。
みぃちゃん:そうなんですよね~。せめておじいちゃん、教会に来てくれたら、顔見ることができて安心なんだけど・・・。
牧師先生:おじいちゃんはどう言っておられるの?
みぃちゃん:あんまり聖書に興味がないみたいで・・・。おじいちゃんが教会に来るなんて、無理な話なのかな~。
牧師先生:いやいや、そうでもないかもしれないよ。今度、伝道所の方で洗礼式があるんだけど、おじいちゃんも含め、親子3代での洗礼なんだ。
みぃちゃん:え~、親子3代って、なかなか珍しくないですか?おじいちゃん、息子さん、お孫さん、ってことですよね?
牧師先生:そうそう。「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも家族も救われます」(使徒言行録16章31節)っていう御言葉通り、神様が家族に救いの恵みを表してくださったんだね。
みぃちゃん:お孫さんって、何歳ぐらいなんですか?
牧師先生:まだ1歳前だよ。
みぃちゃん:まだ赤ちゃん!赤ちゃんの洗礼って、あるんですね~。
牧師先生:うん。幼児洗礼って言うんだよ。マタイによる福音書28章19節から20節に、「だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい」という御言葉があるんだけど、その「すべて」の中には赤ちゃんも含まれている、って考えているんだ。だから、赤ちゃんも、洗礼を受けるんだよ。
みぃちゃん:なるほどね~。イエス様も、こどもたちを祝福しておられますよね。
牧師先生:そうそう。赤ちゃんでも神の国の一員だということで祝福を受けることは神様のみこころだし、親御さんの願いでもあるよね。
みぃちゃん:家族みんなでクリスチャンになるんですね~。いいな~。
牧師先生:さっきの御言葉にもあるように、イエス様を信じたら、家族も救われるんだから、希望を持って、信じて祈っていこうよ。
みぃちゃん:そうですね!御言葉の約束ですよね、祈ってみます!
牧師先生:私たちも祈っているからね。
みぃちゃん:ありがとうございます!
「じゃあ」、と言って手を振るみぃちゃんの表情は、すっかり晴れ晴れとしていました。
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