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執筆者の写真明裕 橘内

みぃちゃんと学ぶキリスト教 第17回 「みぃちゃん、三浦綾子読書会と出会う」

近畿地方で梅雨明けが宣言された暑い日の夕方、みぃちゃんは教会の看板で何かを発見したようです。


みぃちゃん:こんにちは~。先生、梅雨明けだって~。暑いですね~。


牧師先生:あ、みぃちゃん、こんにちは。いよいよ夏本番だね~。


みぃちゃん:そういえば、外で見たんだけど、教会で何かの読書会、始まりました?


牧師先生:それは「三浦綾子読書会」のことかな?日本で有名なプロテスタントの作家の三浦綾子さんの本を、みんなで読む会だよ。先月始まったばかりなんだ。


みぃちゃん:へえ~、そうなんだ~。読書会って、みんな一斉にそこで黙々と読書するんですか?


牧師先生:そうじゃなくてね、いろんなやり方があるんだけど、うちの教会の場合は、三浦綾子さんの本をみんなで少しずつ読んでるんだ。ひとりの人が、1ページ程朗読して、そうすると次に、隣の人が続きの1ページぐらい朗読して・・・という感じ。こういうのを、「輪読」って言うんだよ。


みぃちゃん:じゃあ、みんなが同じ本を読むんですね?


牧師先生:そうそう。うちでは、まず三浦綾子さんの初期の代表作、自伝的小説の『道ありき』を読んでいるよ。


みぃちゃん:みんなで順番に朗読するだけ?


牧師先生:それでね、ある程度の区切りが来たら、感想をみんなでお話しするんだよ。


みぃちゃん:じゃあ、その時に、わりと自由に思ったこと言える感じですか?


牧師先生:そうだね。みんなそれぞれ、人生に物語を持ってると思うんだけど、三浦綾子さんの作品を通して、自然にそれを語り出すこともある、そんな感じかな。


みぃちゃん:そうなんですね~。なんだか、自然に深い話になったりしそうですね~。


牧師先生:そう、そういうところが、読書会のいいところだよね。みぃちゃんも参加してみる?


みぃちゃん:無理無理無理!本なんて読んだことないから・・・。


牧師先生:大丈夫だよ。三浦綾子さんの本は、小学校4年生ぐらいでも読めるように、ってことで書かれているとも言われるからね。とっても読みやすいと思うよ。


みぃちゃん:それなら、私も読めるかな・・・。とりあえず、教会の図書コーナー見てから帰りますね~。


そう言い残して、みぃちゃんは教会の2階の図書コーナーに向かっていきました。何となく、興味津々、という感じです。


☆三浦綾子読書会、第二回目は7月23日(日)、午後1時からです。


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