今日もまた、教会にやってきたみぃちゃんは浮かない顔です。
牧師先生:やあ、みぃちゃん、こんにちは。よく来てくれたね。あれ、ちょっと浮かない顔だけど、どうしたのかな?
みぃちゃん:あ、先生、こんにちは・・・。あの・・・。今ってもしかして、お肉とか食べたらダメな時期なんですかね・・・。昨日家族で焼肉だったんだけど・・・。
牧師先生:みぃちゃん、それって四旬節のことかな。レントとも言うけど。イエス様の受難のことを思って、断食するする人も確かにいないわけでもないね。肉を食べない人もいる。だけど、それは必ず、っていうことではないんだよ。それよりもっと大事なことがあるからね。
みぃちゃん:ちょっとホッとしたけど、その、もっと大事なことって、何ですか?
牧師先生:それはね、イエス様がみぃちゃんの代わりになって苦しみを受けてくださったことを信じる、っていうことなんだ。
みぃちゃん:私の代わりに?
牧師先生:そう。例えば、学校で掃除当番があると思うんだけど、今日しんどいな〜、やりたくないな〜っていうときに、誰かが代わりに掃除してくれたら、どう?
みぃちゃん:それってすごく助かる〜。
牧師先生:そうだよね。それと同じで、本当は神様から離れてしまった人間の罪には罰があるんだけど、それを人間の代わりに、イエス様が受けてくださったんだよ。それが、イエス様の受難の意味なんだ。
みぃちゃん:それだったら、もう私たちはその罰を受けなくていいんですね〜。イエス様の十字架の意味がわかりました。
牧師先生:四旬節は、何をするかしないか、っていうことよりも、このイエス様の身代わりのことを深く思い返す時期なんだよ。
みぃちゃん:そうなんですね〜。よくわかりました!じゃあ、今日は安心して帰ります!
そう言って、みぃちゃんは来たときとは打って変わって、元気一杯で帰っていったのでした。
Comments