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執筆者の写真明裕 橘内

Web教会学校 第19回「戦争と平和」

まさか1年以内に、また戦争と平和の話題で記事を書くことになるとは思ってもみませんでした。今度は中東のパレスチナとイスラエルの間で戦火が交わされています。


未来あるお子さんたちが希望を持って育っていく環境に、戦争があってはならない。多くの大人たちが同意する意見だと思います。第11回「何で戦争は終わらないの?」でも引用しましたように、


「地には平和、御心に適う人にあれ」(ルカ2章14節)


という聖書の言葉の実現が、今ほど叫ばれる時はないように思います。


ところで、小さなお子さんたちとこの「平和」の話題を考えるときには、具体的な表現が必要になってくるように思われます。「平和だといいね」よりは、「パレスチナとイスラエルが平和だといいね」、あるいは「パレスチナとイスラエルがけんかをやめて、仲直りできるといいね」と具体的に言い表すのです。これは、人間が「平和」などの抽象概念を理解できるようになるのは小学校高学年ぐらいからであると言われるからです。中学生以上のお子さんとなら、「平和問題」というテーマでもどんどんディスカッションは進むと思います。


お子さんと一緒に希望を持って目を上げる時に、そこに変わらぬ青空があって、いつものように太陽が輝いている。そんなささやかな幸せが、ずっと続きますように。

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