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  • 執筆者の写真明裕 橘内

Web教会学校 第18回「ダビデの失敗」

現在神戸ルーテル聖書学院で旧約聖書の授業を持っています。


先日サムエル記を学生さんと学んでいる時に、ダビデの話題となりました。

教会学校で奉仕をしておられる方もあるかと思い、次のような問いかけをしてみました。

「教会学校でダビデの失敗の話題になった時に、子どもたちにどう伝えたらいいでしょうか」。

そのダビデの失敗というのも、家臣ウリヤの妻バト・シェバを奪ったことであって、それをどう子どもたちに伝えるか、ということです。


と言いますのも、教会で使っておりますCS成長センターの「成長」という教材では、定期的にダビデのことが取り上げられ、その際にはこの出来事についても触れることが多いからです。


聖書に書いてあることを、そのまま伝えたい。しかし、どこまで詳しく、それを語るのか。もちろん、教会学校に来ている子どもたちの年代にもよりますが・・・。あまり気を使いすぎて、重大な問題をさも大したことがなかったかのように語るのも考えものです。


なかなかすぐには答えが出ませんが、考えることは大事です。実はその他にも、旧約聖書に出てくる戦争のことや、不道徳で理不尽な儀式を伴う偶像礼拝など、子どもたちの発達段階に合わせて、いろいろと配慮しながら語らなければならない題材は多くあります。事実を曲げずに、でも最大限の注意をはらいながら、子どもたちに寄り添って聖書の言葉を語り継いでいくことができたらといつも願っております。


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