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執筆者の写真明裕 橘内

Web教会学校 第五回「照りつける太陽のもと・・・」

相変わらず夏の暑い日々を過ごしています。

いかがお過ごしでしょうか。


聖書には、「夏の果物」(アモス書8章1節)などといった表現に、「夏」ということばが使われています。それから、夏かどうか季節はわからないものの、強い太陽の日差しのもとで苦しんだ人物として、預言者ヨナが登場します。


ヨナは、イスラエルの敵国であるアッシリアのニネベに行き、神様の言葉を伝えました。実はヨナは、神様がニネベを滅ぼされるのだと思っていたのですが、ヨナが悔い改めを伝えていたために、ニネベの人々は神様の前に罪を悔い改めたのです。それで、彼らが滅ぼされることはなかったので、ヨナは町の外に出て、これから何が起こるのか、様子見をしていました。どうもその時、かなりの日差しだったようなのです。


その時、今となってはどういった植物かはわかりませんが、神様は「とうごま」の木を生えさせ、その木陰でヨナは一息つけるようになりました。


ところが、次の日になると神様は虫によってその木を枯れさせたので、もうヨナは不満いっぱい。照りつける太陽のもと、ぐったりしてきて、「もう生きていないほうがいい!」と言い出す始末。そこで、神様はおっしゃいます。


「あなたは自分で苦労して生えさせたわけでもないとうごまを惜しんでいるね。わたしは、わたしが大事に育てたニネベの人々を、惜しいと思うんだよ」。


たぶん、このことばにヨナはハッとしたのではないでしょうか。


御影ルーテル教会の教会学校では、このヨナの物語を始め、聖書の有名なストーリーを、お子さんたちにお伝えしています。ぜひお子さん、お孫さん、お知り合いのお子さんなどをお連れください。


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