【本日のみことば】
10:あなたは、受けようとしている苦難を決して恐れてはいけない。見よ、悪魔が試みるために、あなたがたの何人かを牢に投げ込もうとしている。あなたがたは、十日の間苦しめられるであろう。死に至るまで忠実であれ。そうすれば、あなたに命の冠を授けよう。
11:耳ある者は、“霊”が諸教会に告げることを聞くがよい。勝利を得る者は、決して第二の死から害を受けることはない。」』
(ヨハネの黙示録 2章 10~11節)
昨晩遅く、また大地震が東北を襲いました。実家の両親と連絡が取れず、ハラハラしながら一夜を過ごしましたが、早朝に電話すると、家の中に落ちてきた物が散乱し、お手洗いのドアも開かなくなってしまったので、近所の姉の家に行って寝たそうです。どこから手を付けたらいいか・・・と途方に暮れていましたが、幸い姪が来てくれて、ある程度片付きつつある、と午前中に電話があり、少し安心しました。
どうしてこうまで東北が何度も大地震に見舞われるのか。不思議でなりませんし、それどころか不公平感も否めないのですが、今日の黙示録の御言葉からすると、これもまたある意味で試練なのだろうか、とも思わなくもありません。
その中で慰めとなるのは、「あなたがたは、十日の間苦しめられるであろう」という10節の御言葉です。ずっと、永遠に続くのではないのです。試練は誰でも嫌だと思いますが、だからこそ、「10日間」にしていただいている。それが霊的な意味であるにしても、10日間忍耐すれば、何とかなるのではないか。そう思えば、少し楽になるかもしれません。
そして、試練が10日間に縮められ、限定されているからこそ、「死に至るまで忠実」であることも可能となるのです。その先に待っているのは、命の冠です。
”霊”、すなわち御霊、あるいは聖霊が教会に告げてくださるのは、試練があったとしても、忠実にそこを通り抜けて勝利に至ることができる、という良い知らせです。そして、更に「勝利を得る者は、決して第二の死から害を受けることはない」(11節)と告げられることによって、最後の死、本当の死の苦しみを免れることができる、と知らされます。これこそ、私たちへの大いなる慰めです。
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