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執筆者の写真明裕 橘内

続・毎日の黙想「コロナの時代を生きる」2022年3月16日(水)

【本日のみことば】

1:主に感謝をささげて御名を呼べ。諸国の民に御業を示せ。

2:主に向かって歌い、ほめ歌をうたい/驚くべき御業をことごとく歌え。

(詩編 105編1~2節)


人が新鮮な驚きを保っていられるのはどのぐらいの期間なのでしょうか。今日の御言葉においては、「驚くべき御業をことごとく歌え」と命じられています。そもそも主の御業に驚いていなかったら、これはできないのではないでしょうか。


ヒントは1節にあるように思います。そこでは、「御名を呼べ」「諸国の民に御業を示せ」と言われています。神様とのつながりを良好に保っているからこそ、そのお名前を呼ぼう、すなわち祈ろう、と思うのです。自分のためではない。他者のために、神様の素晴らしい御業を伝えたい、という思いがあれば、神様は喜んでご自分を示してくださり、その御業を余すことなく、隠すことなく現わしてくださるでしょう。それを繰り返し目の当たりにしていれば、信仰のマンネリ化であるとか、御業に新鮮な驚きをもはや感じないとか、そういったものは避けられるのではないか、と期待するものです。


さらに、この詩編の冒頭に「感謝をささげる」という信仰の姿勢が打ち出されているのも、大いに関係があるように思います。御名を呼ぶのも、御業を示すのも、決していやいやするのではない。すべて、感謝のうちに行われるのだ。そのように語るこの詩編は、信仰生活の中で「感謝する」ということがどれだけ大事か、教えています。そしてさらにそこに加えて「歌う」ということがあるのですが、これはまた別の機会に譲ることにいたしましょう。


ウクライナとロシアの紛争のこと、また収まりそうでなかなか思うように収まらないコロナのことを思うと「感謝できるのだろうか」という思いになることもあるかもしれません。しかし、この1,2節は一貫して私たちに「命じている」、ということに注目しましょう。それは、私たちの気分によって左右されるものではありません。何だか気持ちがシャキッとする思いがいたします。


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