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執筆者の写真明裕 橘内

続・毎日の黙想「コロナの時代を生きる」2022年3月12日(土)

【本日のみことば】

12:貪欲な敵にわたしを渡さないでください。偽りの証人、不法を言い広める者が/わたしに逆らって立ちました。

13:わたしは信じます/命あるものの地で主の恵みを見ることを。

14:主を待ち望め/雄々しくあれ、心を強くせよ。主を待ち望め。

(詩編 27編 12~14節)


明日の交読文の箇所となっている詩編27編の内容は豊かで、紙面上、限られた部分しかご紹介できないのが残念です。


今日は最後の部分を紹介しておりますが、ここに書かれているのは、恵みの大逆転、と言えるのではないでしょうか。それまでは、絶体絶命だったのです。不幸にも、敵としか呼べないような存在が周りにいたのです。しかも、「貪欲な敵」(12節)と言われるような存在です。それが、13節の、まるで信仰告白であるかのような、「わたしは信じます」という宣言で、まるっきり雰囲気が変わってしまいます。もうそこには、敵を前にうなだれ、頭を抱えている詩編作者はいません。その目は、命あるものの地において、主の恵みを見ようとしています。


それだけではありません。今年の御言葉の前半、「再び心を励まし、なお待ち望む」と共通して、「主を待ち望む」ことを訴えています。もしかして、自分の心に言い聞かせているのかもしれません。ここまで変わってしまうことがあり得るのです。敵が私の周りにいる状況は変わらない、私にさからう人が大勢いて、私ではその現実を変えられない、そのようにしか思えない状況の中で、主が大きな逆転劇を用意していてくださったのです。


私たちにも、このような大逆転は起こります。もうだめだ、と膝をつく寸前のところで、主の助けを得る、ということがあり得るのです。主に信頼して、ただ待ち望みたいものです。


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